【組織ぐるみの隠蔽が企業の命取りに:経営者が知っておくべきハラスメントリスク】

~ウッディ・アンド・カンパニー社長 林田 睦史からのメッセージ~

最近、ある地方自治体で起こった組織的な隠蔽の事例が話題となっています。ハラスメント被害を訴えた元職員が追い詰められ、自死に至る悲しい結果となりました。この事例は、企業にとっても他人事ではありません。組織ぐるみで問題を隠そうとすれば、かえって企業全体のリスクが膨らむ危険性があるのです。

《組織ぐるみの隠蔽がもたらすリスク》

1. 信頼の崩壊と企業イメージの悪化

企業として事実を隠蔽することで一時的に問題を抑え込んだとしても、後にその事実が明るみに出た場合、企業の信用は一気に崩壊します。特に中小企業の場合、一度失った信頼を回復することは非常に困難です。

2. 社内モラルの低下と従業員の離職

隠蔽体質の組織では、従業員が不正を訴えても真剣に受け止めてもらえないという不信感が生まれます。その結果、社内のモラルが低下し、従業員の離職率が増加するという悪循環が起こります。

3. 訴訟リスクと経済的損失

問題を隠し続けた結果、後に訴訟や賠償金が発生するケースもあります。これにより、企業の経済的損失が膨らむだけでなく、経営そのものが立ち行かなくなる可能性も否定できません。

《健全な組織づくりがリスクを防ぐ鍵》

私たちウッディ・アンド・カンパニーは、経営者が現場の問題に真摯に向き合い、健全な職場環境を構築することが、企業の持続的な成長に繋がると考えています。特に中小企業は、トップの姿勢が企業全体に影響を与えるため、早期にハラスメントリスクに対応することが重要です。

経営者の皆さんへ

組織を守るためには、ハラスメントや不正の兆候を見逃さず、問題を解決する姿勢を持ち続けることが大切です。現場の声をしっかりと聞き、風通しの良い組織づくりを共に目指しましょう。

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